今回のテーマは【定格出力】??
この言葉を知らないでポータブル電源を購入してしまうと、残念な思いに遭遇してしまいます、そうならない為に今回のコラム記事は必見です。
是非、最後までお付き合いください。
アウトドアシーンや災害時、普段使いでも活躍するポータブル電源の人気が近年高まっています。自分も買ってみたいけど、難しい言葉が並んでいるし、そもそも選び方がわからないという方は多いのではないでしょうか?
この記事ではポータブル電源の定格出力とはなにか、どのような基準で選べばよいのか解説していきます。ポータブル電源を購入するか悩んでいる方は、
↓↓↓ぜひ参考にしてください↓↓↓
・ポータブル電源の定格出力はどれくらいなのか?
そもそも定格出力とは何か、ポータブル電源の定格出力はどれくらいあるのか解説していきます。
・定格出力とは?
定格出力は安定して供給し続けられる電力量を指しています。
W(ワット)という単位で表され、定格出力が電化製品の消費電力を上回っていると、その製品は使用可能になります。逆をいえば、ポータブル電源を適当に選んでしまい、運悪く定格出力が低いものだと、使える電化製品が限られてしまうのです。
★定格出力600W→消費電力500W:使える
★定格出力600W→消費電力700W:使えない
・ポータブル電源における定格出力とは?
定格出力がどのくらいあるかはポータブル電源の種類ごとに異なり、数百w〜数千wの振れ幅があります。
定格出力によって何がどのくらい違うか解説しましょう。
ポータブル電源には複数の出力ポートがあるため、いくつかの電化製品を同時に動かせます。その際、消費電力の合計がポータブル電源の定格出力より小さくなければいけません。
定格出力500Wと、定格出力1000Wの場合で、どれだけの電化製品を1時間稼働させられるか例を下記にまとめました。
定格出力500W 合計485W 小型電気ポッド(450W)+扇風機(35W)
定格出力1000W 合計985W 小型電気ポッド(450W)+扇風機3台(計105W) +作業灯(100W)+スマートフォン4台の充電(計60W) +ノートパソコン2台の充電(計50W)+ミキサー(220W)
定格出力が500W違うだけでこんなに動かせる量に差が出るのです。
ポータブル電源を選ぶときは、同時に何を動かしたいか考えて、その消費電力の合算をしてみると定格出力の判断材料になります。
・最大出力との違い
ポータブル電源を選ぶ際は定格出力と最大出力が重要です。
電化製品には消費電力の他に、起動電力という要素があり、消費電力よりも1.1倍〜5.0倍の電力が必要になります。
この起動電力に対応したものが最大電力です。この最大電力が起動電力を超えていないと、電化製品を動かせないので注意しましょう。
・ポータブル電源選びでは定格出力が大事!
ポータブル電源は、定格出力以上の消費電力を必要とする電化製品は動かせません。
各定格出力で動かせる電化製品の一覧をまとめました。あくまで一例であり、商品ごとに若干の差があるので注意しましょう。
・200W未満
【消費電力200W未満の電化製品】
Blu-rayプレーヤー ・レコーダーDVDプレーヤー ・レコーダー ポータブルDVDプレーヤー ビデオデッキ ポータブルテレビ ホームシアター iPod充電 walkman充電時
コンポデジタル 一眼レフカメラ充電 コンパクトデジタルカメラ充電 ラジカセデスクトップパソコン(150~300W)ノートパソコン インクジェットプリンター フォトプリンター無線LANアダプター 携帯電話充電 ミキサー ワインセラー 小型冷蔵庫 ミシン扇風機小型エアコン加湿器(17W〜320W) 電気毛布 電動歯ブラシ 充電マッサージ器(ハンディ・フット・チェア)電気スタンド(LED白熱灯・蛍光灯)ヘアアイロン(150〜240W) ホットカーラー 電気シェーバー
200W未満で動かせるものには、ブルーレイやDVDプレーヤーのようなメディア系が多く見られます。
また携帯電話の充電は1台につき15W程度なので6人家族全員で使っても100Wまでは届きません。扇風機と電気毛布といった季節品も消費電力が低い部類なので、キャンプでは気兼ねなく使えます。
・200W以上~400W未満
【消費電力200W以上~400W未満の電化製品】
デスクトップパソコン(150~300W)
中型冷蔵庫加湿器(17W〜320W)
小型炊飯器(350W〜1200W)
200W以上〜400W未満ではデスクトップパソコンや中型冷蔵庫、加湿器、小型炊飯器といった家電が利用可能です。
400W未満ではポータブル電源のサイズがそこまで大きくないので、小型の炊飯器であればキャンプにも持っていけます。
・400W以上~800W未満
【消費電力400W以上~800W未満の電化製品】
炊飯器(350W〜1200W)
たこ焼き器ワッフルメーカー(550W~930W)
電気ポット(700W〜1000W)
大型冷蔵庫洗濯機(500W~900W)
こたつ(600W~800W)
ドライヤー(600W~1200W)
400W以上〜800W未満では調理家電や、熱を発生させるものが目立ちます。たこ焼き器やワッフルメーカー、電気ポットなどをアウトドアに持っていく際は必ず定格出力を確認しておきましょう。
・800W以上
【消費電力800W以上の電化製品】
IH調理器(3000W)電子レンジ(1300W)オーブントースター(1200W~1350W)
炊飯器(350W〜1200W)ホットプレート(1300W)ワッフルメーカー(550W~930W)
電気ポット(700W〜1000W)食器洗浄機(1200W~1300W)アイロン(1200W~1400W)
洗濯機(500W~900W)掃除機(1000W~1100W)大型エアコン(2000W)
ドライヤー(600W~1200W)ーーー
消費電力が800W以上になってくると大型家電が目立ちます。またポータブル電源も大型化、高コスト化するので外用というよりは自宅へ備えておくポータブル電源に繋ぐものとして考えましょう。
・定格出力以外の選ぶポイント
ポータブル電源を選ぶ際は定格出力以外にも注意したいポイントがいくつかあります。
・バッテリー容量
ポータブル電源はバッテリーの容量が大きくなるほど、本体サイズも大きくなり、高コスト化していきます。そのため、目的に応じたサイズを購入する必要があるのです。
たとえば持ち運びやすく低価格・低容量のものは日帰り旅行用に、中型サイズ・中コストのポータブル電源は泊りがけの旅行や車中泊に、バッテリー容量が大きく、高価で持ち運びづらいものは自宅の災害用、普段使いにするのがおすすめです。
・最大出力
上記でも解説したように、電化製品には消費電力よりも多く電気を消費する起動電力という要素があります。基本的に定格出力が高ければ自然と最大出力もそれに合った数値になります。
しかし逆パターンには注意しましょう。たとえば最大出力1000Wという文言に魅力を感じてポータブル電源を購入したら、定格出力が400Wしかなかったという場合があります。定格出力を基準に考え、一応最大出力も確認しておくくらいの意識を持ちましょう。
・充電方法
ポータブル電源の充電方法は主に3つ挙げられます。1つ目はコンセントから充電するAC式充電、2つ目は太陽光を利用するソーラーパネル式充電、3つ目は車のシガーソケットを利用するシガーソケット式充電です。
AC式充電はどのポータブル電源にも搭載されており、コンセントがあればどこでも充電できます。
ソーラーパネル充電とシガーソケット充電は、外出中でも充電できるので、使い勝手がよいのですが、買った後にこれらの充電方法を追加はできません。最初からソーラーパネルやシガーソケット充電に対応したものを購入しておくのがおすすめです。
・価格
ポータブル電源の価格は1万円台のものから数十万円するものまでさまざまあります。バッテリー容量が大きかったり、機能が多く付いていたりすると、どうしても高くなってしまいます。
上限価格を決めて、その中で欲しい機能に優先順位を付けて折り合いを付けていくのがおすすめです。
・出力波形
科学的な用語になりますが、電圧には正弦波、短形波、修正(擬似)正弦波の3種類が存在します。その3種類の中で、ポータブル電源を選ぶ際は正弦波タイプをおすすめします。
というのも、電化製品は正弦波に対応して作られているので、短形波と修正正弦波は、本来電化製品に流れることのない電圧をかけていることになります。最初は使用できても、そのうち故障するリスクがあるので、正弦波のものを選びましょう。
商品説明から出力波形を見て、記載がない場合は正弦波でない可能性が高いので、購入前にチェックしておきましょう。
ポータブル電源の定格出力とは、電源が安定して供給できる電力量のことです。各家電製品の消費電力がこの定格出力を超えてしまうと、その製品は動かせないので確認しておきましょう。
スマートフォンやノートPCの充電、扇風機等は200Wにも満たないので、ほとんどのポータブル電源で気軽に充電できます。
しかし大型家電や熱を加えるドライヤーやホットプレートは1000W以上を要し、使えるポータブル電源が限られてくるので注意が必要です。
家族の人数や用途など、、、どのポータブル電源が、自分たちのライフスタイルに合っているかを考えた上で購入し、よりよい日常生活にお役立て出来る事を願っております♪
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