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ポータブル電源の充電方法は?方法ごとの特徴や長持ちさせる方法を解説!

屋外でも電気が使えるようになるポータブル電源には、複数の充電方法が用意されているタイプがあります。コンセントに繋いで充電するタイプや、ソーラーパネルで充電可能なタイプ、車のシガーソケットに繋いで充電可能なタイプなど、充電方法が複数あればあらゆる局面で役立ちます。


この記事ではポータブル電源を充電する3つの方法と、バッテリーを長持ちさせる方法を解説しています。これから購入を検討している方も、既に所有している方も、ぜひ参考にしてください。


*ポータブル電源の特徴と使い方は?

はじめにポータブル電源の特徴と、どんな活用方法があるのかを紹介します。

・ポータブル電源ってなに?



ポータブル電源とは名前のとおり持ち運びが可能な電源です。大容量のモバイルバッテリーと考えて下さい。電池の最大容量が大きくなるほどサイズも大きくなり、弁当箱程の小型サイズからトランクケース程の大きなサイズまでさまざまなものがあります。

名前のとおり電源としての利用が可能で、USBポートからスマートフォンの充電ケーブルを繋いだり、ACケーブル(コンセント)に小型家電を繋いで、外出先で電化製品を使用することができます。

モバイルバッテリーと同じ、リチウムイオン電池を内蔵するタイプが主流で、繰り返し充電して使えるのが特徴です。

・キャンプの電源として使う

ポータブル電源は外に持ち運んで使えるので、キャンプのようなアウトドアシーンで活躍します。ホットプレートや小型の炊飯器、電気ポットなどキャンプの利便性を高める道具がたくさん使えるようになります。


また、季節用品も使えるのも嬉しいポイントです。暑い夏には扇風機で涼み、ミニ冷蔵庫で飲み物を冷やせます。電気式の虫よけグッズも使用できるので、就寝中も安心です。冬の寒い時期には電気毛布や小型のヒーターが使用できます。

・ 防災・停電対策

地震や台風の影響で停電が発生してしまうと、家中の電化製品がすべて使えなくなってしまいます。そんなときにポータブル電源が1台あれば非常時に役立ちます。



スマートフォン、ラジオ、小型テレビの電源供給源になるので、情報を入手しやすくなります。扇風機やヒーターといった、季節によってはないと生活に支障が出る家電も使えるようになります。

電池容量・出力が大きいポータブル電源であれば、電子レンジや冷蔵庫の電源として使用できるので、食料の確保、摂取も可能になります。


・車中泊で活用

長距離旅行で車中泊をする際にもポータブル電源は活躍します。スマートフォンの充電はもちろん、小型のテレビ、冷蔵庫、扇風機が使えますし、気になる所を掃除する際、ハンディクリーナーも使用可能です。

泊りがけの場合は、シガーソケット充電に対応したポータブル電源を買うと、旅をしながらの充電が可能になります。


・DIYや家庭菜園が快適に!

DIYや家庭菜園は数分で終わるような作業ではないので、暑い夏や寒い冬は楽しい気持ちもありつつ、気候に不満が募りますよね。しかしポータブル電源が1つあれば、外作業を快適にできます。

暑い夏には扇風機を回し、寒い冬にはヒーターが使えるので、季節にかかわらず快適に趣味を楽しめます。

*ポータブル電源の充電方法

ここからはポータブル電源の主流の充電方法を3つ紹介します。ソーラーパネル式充電とシガーソケット式充電は、外出時に充電できる便利な充電方法なのでチェックしてみてください。

・AC式充電

AC式充電はコンセントに差し込んで充電する方法です。

すべてのポータブル電源に共通して搭載されています。旅行から帰ってきて、減ったバッテリーを充電するのに使う基本的な充電方法です。

コンセントの差し込み口があれば充電できるので、安定性がある充電方法です。

・ソーラーパネル式充電

ソーラーパネルと聞くと大型のサイズを思い浮かべるかもしれませんが、ポータブル電源の充電には小型のソーラーパネルを使います。

折りたたんで持ち運べるものが主流で、キャンプや釣りといったアウトドアシーンで活躍します。太陽光で発電するため、コンセントがない場所でも日中太陽が出ていれば電気を供給できます。

携帯性を重視した小型のポータブル電源でも、ソーラーパネルで充電が可能なので、電池容量の少なさをカバーできます。



・シガーソケット式充電

車での移動や車中泊が多い方はシガーソケット式充電があると重宝します。エンジンをかけた状態であればシガーソケットからポータブル電源を充電できます。

バッテリー上がりを防ぐために流れる電気が弱く、充電に時間がかかりますが、運転中に自動で充電されるため、天気に左右されるソーラーパネルとはまた違った利便性の良さがあります。

*ポータブル電源を長持ちさせる方法

電池の素材にかかわらず、ポータブル電源のバッテリーは繰り返し充電することで劣化していき、いずれ寿命を迎えて電源の役割を上手く果たせなくなります。

しかしちょっとしたポイントを押さえておくだけで、ポータブル電源のバッテリーが長持ちするようになります。

・充電回数は最小限にする

ポータブル電源に採用されているリチウムイオン電池は、充電を繰り返すたびに最大容量が減っていきます。使える回数は300〜3,000回[1] と言われており、これが寿命を指しています。

一度充電を開始したら一定量まで充電できるまで充電器を抜かないようにしましょう。

満充電をとおり越してさらに充電すると過充電に、空のまま放置すると過放電という状態になり、バッテリーの劣化を早めてしまいます。60〜80%[2] で充電をやめてアダプターを抜くよう意識するとバッテリーが長持ちします。

・パススルーはしない?

パススルーとはポータブル電源を充電中に電化製品へ給電することです。

一見ハブのように使えて便利に思えるかもしれませんが、バッテリーには大きな負担がかかり、劣化を早めます。

とくにソーラーパネルやシガーソケットでポータブル電源本体を充電する際は、パススルーに注意しましょう。

...というのが一般的な定義なのですが、現在ではパススルーを行ってもバッテリーに全く負担がかからない製品もあります。㈱エレテック取扱いのBLUETTI EP500はリチウムイオン電池の中でも最も安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載していますので、充電しながらポータブル電源で電力を使ってもバッテリーへの負担はかかりません。


同じポータブル電源でもスペックが様々ですので購入の際には、価格・容量だけに限らず、製品の性能を見極めることが大切ですね。

・高温多湿を避けて保管する

ポータブル電源は外出先での使用が多く、普段は室内のどこかで保管することになります。

内蔵されているバッテリーは高温多湿、寒い環境に弱く、バッテリーの劣化を早めてしまいます。そのため、風とおしがよく涼しい場所を保管場所に選ぶのがおすすめです。

*ポータブル電源の選び方

ポータブル電源を選ぶ際に気を付けておくと良いポイントを解説していきます。

これから購入予定の方も、今あるものを買い替える方もぜひ参考にしてください。

・充電方法で選ぶ

ポータブル電源はAC式、ソーラーパネル式、シガーソケット式の3種類の充電方法があります。

ACケーブル充電は共通して可能ですが、ものによってはソーラーパネル、シガーソケットに対応していない場合があります。

ソーラーパネル本体や、シガーソケットなど付属品にお金がかかりますが、後から充電方法を増やすことはできないので、ポータブル電源購入時に、どの充電方法があればよいか考えておきましょう。

・バッテリー容量や端子の種類で選ぶ


電池容量特徴用途350Wh外出時(日帰り)の電力をある程度まかなえる コンパクトで持ち運びやすい日帰りのアウトドア テレワーク500Wh外出先でも小型家電に電力を供給できる日帰りのアウトドア(ミニ冷蔵庫、扇風機といった家電を動かす場合)600Wh泊りがけでも使える大容量バッテリー バッテリーに合わせてサイズも大きくなる泊りがけのアウトドア 非常用電源

上記の表は各電池容量(Wh:ワットアワー)でどのような違いがあるのか、何に使えるのかをまとめたものです。家電の利用を考えている方は、電池容量に注意しましょう。ホットプレートや、IH調理機といった消費電力の高いものを使うとすぐに電池がなくなります。

また、出力端子がどれくらい必要になるか考えておきましょう。一般的な電化製品の電源ケーブルであるになるAC(コンセント口)、USBポート、Type C、カーアイテムによく採用されているDCポートなどがあります。

使用頻度の高いACポートとUSBポートは2〜4個あると複数デバイスへの給電が可能になり、複数人での利用が可能になります。


・持ち運びのしやすさで選ぶ


ポータブル電源の大きさは電池容量と比例します。




小さく持ち運びやすいサイズのものは電池容量が小さい傾向があります、逆に電池容量が大きいと本体が重くて、成人男性でも持ち運びが大変になります。


バランスを取るのが難しいと思うかもしれませんが、300Whで弁当箱サイズ、600Whで家庭用プリンターサイズくらいなので、家族でレジャーを楽しむ際は、600Wh程度のポータブル電源であれば持ち運びが可能です。


【まとめ】

ポータブル電源の充電方法にはAC式、ソーラーパネル式、シガーソケット式の3種類があります。

AC式の充電はどのポータブル電源にも採用されており、ソーラーパネル式とシガーソケット式は出先でも充電できるという強みがあります。対応しているポータブル電源を購入しないと、せっかくソーラーパネルやソケットを買っても使用できないので注意しましょう。

バッテリーを長持ちさせるために、充電回数を極力減らす、機種によってはパススルー充電はしない、涼しく風とおしの良い場所に保管する、以上3つを意識しましょう。




スマートライフを提案するエレテックでは、

ポータブル電源を防災用品としてだけではなく

日常生活にも活用して頂きたいので


次回も引き続き、あなたの生活に寄り添った

ポータブル電源にまつわるアレコレを配信していきますのでお楽しみに♪




■■□―――――――――――――――――――□■■


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→https://g-eletec.myshopify.com/


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3 Comments


Unknown member
Mar 16, 2023

これまた親切丁寧な返信に感謝します。ありがとうございました。

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Unknown member
Mar 13, 2023

分かりやすい説明に感謝します。ところで、災害時は100ボルトAC電源としてエンジン式発電機を使用するしかないかもしれません。サイクロコンバーター式での疑似正弦波の交流でもAC/DCアダプターで繋げば、マイコン制御のポータブル電源の充電は可能なのか? そんなことも考えて準備しようと思います。

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gteletec
gteletec
Mar 14, 2023
Replying to

ご質問ありがとうございます。

疑似正弦波=修正正弦波とも言います。


【結論】マイコンなど基盤があるものには使用出来ないです。

ポータブル電源に使用出来るか?との回答はメーカーによって異なると思いますが、マイコンが壊れるかエラーが出てしまうと思われます。またDC直流でのソーラーパネルでの充電も電圧の入力範囲がありますので仕様書を確認の上、注意が必要です。


【例】最大1200w迄・55v~145v範囲、20A迄と注釈が書かれています。


使用不可となるマイコン制御の家電製品を下記の一例としてご参照ください。

・電気毛布

・電気こたつ

・医療機器

・電子レンジ

・家庭用冷蔵庫

・電気ポット

・炊飯器

・扇風機

・パソコン

・テレビ

・ラジオ

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